医療脱毛での全身脱毛は何回で終わる?通う回数の目安について
脱毛サロンだと、全身脱毛が完了するまでに18回くらいかかることがありますが、クリニックで行われる医療脱毛はそれよりも早く終わると言われています。
回数的には5~6回が一般的。
でもどうしてそんなに少ない回数で脱毛完了できてしまうのでしょうか。
その理由や全身脱毛完了までにかかる回数、期間について解説します。
医療脱毛で全身脱毛するときにかかる回数は5~6回
医療クリニックで行われる医療脱毛は、脱毛効果が高いのが特徴です。
脱毛サロンでの全身脱毛の場合は、12回から18回で、期間にすると2年~3年かけて行われるのが一般的ですよね。
サロンでは出力が弱いフラッシュを利用して脱毛するので、どうしても脱毛効果が低くなってしまい、脱毛完了までに時間や回数がかかってしまうのです。
医療クリニックのレーザー脱毛なら、フラッシュ脱毛に比べると出力が高く、1回の照射で毛根を破壊できるため一般的には毛周期に合わせて5回で約1年後には完了させることができます。
毛周期ってなに?
たとえば脇は2ヶ月くらい、腕や足や3~4ヶ月くらいで伸びたり抜けたりするという周期があります。
この周期のことを毛周期といって、脱毛は毛周期に合わせて行っていきます。
毛周期は毛が伸びていく成長期、ある程度伸び切ったら抜け始める退行期、毛が毛穴に無く成長期へ向けて準備をする休止期へと移り変わっていきます。
医療レーザー脱毛では後に説明するように、成長期や退行期など毛が存在しているときにのみ脱毛効果が得られるので、スムーズに脱毛を進めるには毛周期に合わせて施術を行わなければなりません。
医療脱毛は大きく分けて3種類(アレキサンドライトレーザー・ヤグレーザー・ダイオードレーザー)のいずれかのレーザー脱毛器を使用します。
レーザーは毛が持っている黒色の色素(メラニン色素)に反応する性質を持っています。
レーザーがメラニン色素に反応することで、そのときに生じた熱が毛根部分にある毛を成長させる組織(毛母細胞・毛乳頭)を破壊し、毛が生えなくなるようにするのが脱毛のメカニズム。
そのため、脱毛効果が得られるのは、レーザーを照射したときにお肌の上にある毛のみに限られます。
毛周期でいうところの成長期と退行期の毛にのみレーザーは反応するわけですね。
ただし、全ての毛の成長期と退行期が同じとは限りません。
成長期の毛がある一方で退行期を迎える毛や休止期の場合もあります。
だから1回の施術ですべてのムダ毛が脱毛できるわけではないのです。
では、すべてのムダ毛を効率よく脱毛するにはどうすればよいのでしょうか。
通院はできるかぎり少ない回数で済ませたいですし、なるべく短期間で脱毛したいですよね。
そこで、医療クリニックでは、初回に医師の診察を交えながら、患者の毛質を確認します。
毛の量や太さ、成長するスピードを観察することで、その患者に見合った脱毛プランを立て、計画通りにレーザー照射を行っていきます。
プランに従って脱毛を進めていくことで、患者にとって最適な日数で脱毛完了させることができるんですね。
ちなみに、医療脱毛は1回目から脱毛効果が得られるのですが、しばらくたつと照射時に休止期だった毛が成長期を迎えて伸びてきます。
初回から3回目くらいまでは、毛がまばらに脱毛される状態なので、正直なところ脱毛効果が実感しにくいと言われています。
ただし、初めの3回くらいで大方の毛が脱毛できたら、あとは残る毛を処理するのみ。
そのため、医療脱毛は終わるまでに5~6回くらい通院する必要があるのです。
全身脱毛完了までどれくらいの期間がかかる?
全身脱毛を始めてから脱毛完了までにかかる回数としては5~6回が一般的だと言えます。
では、その回数を処理するのにはどれくらいの期間がかかるのでしょうか。
結論からいうと、毛の量や質によって多少の個人差はあるのですが、一般的には1年から1年半、長くて2年くらいはかかります。
脱毛はただ単に回数をこなせば良いというものではなく、あくまでその人の毛周期に合ったスピードで照射しなければなりません。
また、毛が成長するのを待つために、初回から2回目、2回目から3回目と、次の施術までに2~3か月ほどの期間をあける必要があります。
施術回数が5~6回かかるとなると、脱毛完了までには最短で1年、長くて2年はかかると考えておく方が良いでしょう。